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本の体裁について

 書籍サイズについて 
07-01a-書籍サイズの図.png

書籍のサイズは、その本の内容によって相応しいサイズがあります。
写真集・画集・絵本などは、写真や図版が中心になるためサイズは大きく、文字を中心にしたものは、小さいのが一般的です。
ハードカバーの場合は、表紙が本文より大きくなりますので、本のサイズは縦横ともに6mmずつ大きくなります(右図参照)。

下表にないサイズも承ります。お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。
 

07-01b-ハードカバー+赤マル.png

A4判(297×210mm)ニューズレター、社内報、美術書、カタログ、楽譜、グラフ誌、作品集、写真集、画集、絵本、地図、月刊誌、週刊誌、雑誌 など 

B5判(257×182mm)事典、技術書、地図、週刊誌、雑誌、教科書 など    

A5判(210×148mm)学術・専門書、雑誌、教科書 など    

四六判(188×128mm)書籍、文芸書、単行本 など    

B6判(182×128 mm)文芸書、単行本 など

文庫版(148×105mm)文庫本、ハンドブック など

  製本について(ハードカバー・ソフトカバー) 
 

【ハードカバー(上製本)】
ハードカバー(上製本)は、厚手の固いボール紙に、布や紙などを貼り合わせた表紙を使用します。丈夫なため、長期間使用する書籍に向いています。

表紙は中身よりも3mmほど大きく作られるのが特長です。固い表紙で中身を保護する役割があります。

▶ハードカバーの背表紙には「丸背」「角背」の2種類が選べます。
背表紙は角張った形の「角背」と丸みを帯びた「丸背」があります。
【丸背】本をめくる側が指にかかりやすく、開きやすいので一般的にはこちらを選ぶことが多いです。
【角背】風格ある体裁に仕上がります。 ※本文が5mm以下の本や横長本、オンデマンド印刷の本には対応していません。

07-02abcd-ハードカバー.png

【ソフトカバー(並製本)】
ハードカバーに比べて表紙がやわらかく、本文用紙のサイズと同じ大きさの表紙になります。ハードカバーよりも値段がお安くなります。

本の厚みが薄くなるので、ページ数の多い書籍や持ち歩きやすさを重視する書籍に向いています。

07-02ef-ソフトカバー.png
  書籍各部の名称について 

書籍における各部の名称は下図のとおりです。

各部の説明は以下に記します。

07-03-部品名称の図.png
① 表紙の用紙について
 ❶ 表紙の用紙について 

日相出版では以下の用紙をご用意しております。
●色上質
色の付いた上質紙です。
用紙厚は以下の2種類から選択できます。
 ① 最厚口:厚さ〈約0.19mm〉けっこう厚め(ハガキくらい)
 ② 超厚口:厚さ〈約0.26mm〉かなり厚い(ポストカードくらい)
(各用紙カラーサンプル「色上質」参照)

●アートポスト(コート)
紙の表面に光沢があり、発色が良いのでカラー印刷に適しています。
用紙厚は 以下の3種類から選択できます。
 ①180kg:厚さ〈約0.2mm〉けっこう厚め(はがきくらい)
 ②220kg:厚さ〈約0.24mm〉かなり厚い(ポストカードくらい)
 ③240kg:厚さ〈約0.26mm〉そうとう厚い(厚めのポストカードくらい)

●ピズムマット(マット)
発色が良いのでカラー印刷に適しています。アートポスト(コート)紙との違いはピズムマット(マット)紙の方が、光沢が抑えられています。
 ○厚さ180kg〈約0.25mm〉かなり厚い(ポストカードくらい)

●レザック66
レザー風の凹凸のあるエンボスペーパーです。
 ○A列系(A4, A5など)の冊子は色数が少ないので、あまりお勧めできません。
 ○175kg:厚さ〈約0.22mm〉けっこう厚め(はがきくらい)
(各用紙カラーサンプル「レザック」参照)

 

 ❷ カバー(装丁)について 

書籍表紙の外側にかける紙の覆いのことです。
この部分をデザインすることを「装丁」といいます。

カバーには書名、著者名、価格、バーコードなどの必要な情報が記載されます。
装丁を凝ることによって、購入者への訴求につながります。
また、本の保護にもなっており、流通の過程などで表面が汚れたとしても、カバーを付け替えることで新品同様によみがえります。

カバーの用紙はコート紙135kgを使用しPP加工※を施します。

日相出版ではデザイナーが書籍の内容に合わせて表紙を制作いたしますが、お客様自身で制作したデータをご入稿いただくことも可能です。
(原稿入稿方法について 参照)

② カバー(装丁)について
 ※PP加工について(グロスPP、マットPP) 

紙の表面にフィルムを貼ることにより、光沢感や保存性を得ることができます。 「グロスPP(光沢感)」「マットPP(艶のないマットな質感)」の2種類がございます。

現在書店で売られている本は、ほぼこの加工がなされています。汚れや破損、日焼け防止に強いので書店に並べる際にはお勧めいたします。

07-04ab-PP加工.png
  ❸ 帯について 

カバーの上に細長い紙で帯をかけます。帯には書籍のキャッチコピーや紹介文などを入れます。
書店流通の際には大変有効です。用紙はコート紙135kgを使用します。

③ 帯について
  ❹ 本文の用紙について 

日相出版では以下の用紙をご用意しております。


●上質
文字中心の印刷ぶつに使用される光沢のない白い用紙です。
文字中心のモノクロ印刷に適しています。
用紙厚は以下の3種類から選択できます。
①70kg:厚さ〈約0.1mm〉少し厚い(ノートより少し厚い)
②90kg:厚さ〈約0.12mm〉少し厚い(お札くらい)
③110kg:厚さ〈約0.15mm〉厚め(週刊誌の表紙くらい)

●書籍用紙
文庫本などに使用されることが多い淡ク―リーム色の用紙です。
文字中心のモノクロ印刷に適しています。
用紙厚は以下の2種類から選択できます。
①70kg:厚さ〈約0.1mm〉少し厚い(ノートより少し厚い)
②90kg:厚さ〈約0.12mm〉少し厚い(お札くらい)

●嵩高紙
文庫本などに使用されることが多い淡ク―リーム色の用紙です。
文字中心のモノクロ印刷に適しています。
同じ重さの書籍用紙よりも厚みがありますので、100頁の本では嵩高紙の方が本に厚みが出て、同じ厚みの本であれば嵩高紙の方が軽いという特徴があります。
用紙厚は以下の2種類から選択できます。
①65.5kg:厚さ〈約0.13mm〉少し厚い(お札くらい)厚みの割に柔らかい
②75kg:厚さ〈約0.15mm〉厚め(週刊誌の表紙くらい)厚みの割に柔らかい

●アートポスト(コート)
紙の表面に光沢があり、白い用紙で発色が良いのでカラー印刷に適しています。
画像の多い論文や記念誌、写真集などに適しています。
用紙厚は以下の3種類から選択できます。
 ①90kg:厚さ〈約0.08mm〉普通(ノートくらい)
 ②110kg:厚さ〈約0.11mm〉少し厚い(お札くらい)
 ③135kg:厚さ(約0.14mm)厚い(週刊誌の表紙くらい)

●ピズムマット(マットコート)
白い用紙で、発色が良いのでカラー印刷に適しています。コート紙との違いはマット紙の方が、光沢が抑えられています。
画像の多い論文や記念誌、写真集などに適しています。
用紙厚は以下の3種類から選択できます。
①90kg:厚さ〈約0.08mm〉普通(ノートくらい)
②110kg:厚さ〈約0.11mm〉少し厚い(お札くらい)
③135kg:厚さ〈約0.14mm〉厚い(週刊誌の表紙くらい)

 

④ 本の用紙について
  ❺ 別丁トビラについて 
07-05-別丁扉.png

「本扉※」を本文とは違う上質な紙に印刷します。別丁扉にすることによって、本が豪華な仕上がりになります。化粧扉とも呼ばれています。

※本扉 通常、本文1ページ目に入るタイトルや著者名などを記したページのことです。手に取って中身を見たときに、最初に目に留まるページなので、本のイメージが大きく左右されることもあります。

別丁扉の場合は、本扉は本文ページ数には含めないで計算してください。
別丁扉は片面、黒色で印刷されます。

日相出版では以下の用紙をご用意しております。
● 色上質紙の厚口
一般的にコピーで使われている上質紙の、色付きの紙になります。
(各用紙カラーサンプル「色上質」参照)

 

⑤ 別丁トビラについて
  ❻ 見返しについて 

表紙と本文の間に挿入される色紙になります。表紙と本文を繋ぐ役割があり、ハードカバーの書籍には必須になります。
ソフトカバーの場合は必須ではありませんが、見返しがあることによって、見た目の高級感がでます。

日相出版では以下の用紙をご用意しております。
● 色上質紙の厚口
一般的にコピーで使われている上質紙の、色付きの紙になります。

(各用紙カラーサンプル「色上質」参照)

 

● 五感紙 荒目110kg
心と体に自然のリズムが響いてくるフェルト調ファンシーペーパーです。色上質よりワンランク上の風合いが出てきます。

(各用紙カラーサンプル「五感紙」参照)

07-06-見返し.png
⑥ 見返しについて
 各用紙カラーサンプル 

● 色上質
32色から選択できます。

07-07a-色上質.png
各用紙カラーサンプル

● レザック
30色から選択できます。

07-07b-レザック.png

● 五感紙

38色から選択できます。

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