日相出版って、どんな出版社?
《日相出版の想い》
日相出版は著者様に寄添い、著者様の想いを実現する出版社です。
なぜなら社会貢献をしたいと思って生まれたからです。
日相出版のルーツ
それ、国会図書館にありますよ!
ある日のことです。創業者である会長と社長の両名が先祖に「仙客亭柏琳」という江戸時代の農民作家がいる。親の代から県内の噂を辿って探しているが、原本がみつからない。と話していました。
ネットを見ていた社員が「それ、国会図書館にありますよ」と一言。
調べてみると他に慶應大、早稲田大、九州大、専修大などの図書館に所蔵されている事がわかり、子孫である両名に先祖供養のためにも、今一度この本を世に出したいという強い思いが一気に湧きあがりました。
そして本当に仙客亭柏琳翻刻全集を2年がかりで刊行したのです。
大きな反響
この本は、地元や県に寄付されたこともあり、メディアに大きく取り上げられました。すると反響もおおきく市内中学生の副読本から一旦消えていた「仙客亭柏琳」の名が復活することになったのです。それだけでは、ありませんでした。全集を手にしたご夫婦がこんな本を創れるのなら、是非自分たちの本を創ってください。と依頼がきたのです。その本はご夫妻だけで20年以上調べ続けていた地元の事典「相模原事典」でした。相模原の項目を2000以上解説した本で発刊後、市内小中学校に寄贈されました。
この功績が称えられ、後に、ご夫婦の受賞としては初めての相模原文化賞を受賞されました。
これは社会貢献になるのでは
我々は気づきました。
人の強い想いがこもった本を世に出せば社会貢献ができるのでは?
自費出版は著者の想いが強く入ります。
その想いを「本のカタチ」にすること自体、社会貢献ではないか。
さらに、その想いを「本のカタチ」にして世に伝えることは、創業者の先祖に
「農民作家」を持つ我社の使命ではないかと確信し、自費出版を応援するべく、
日相出版を立ち上げました。
著者それぞれの強い思い
日相出版編集秘話
思いは時を超えて
「加代と正吉たちの鳥取砂丘」
この本は著者の方が女学生の頃、文芸部に在籍し書き上げた小説を半世紀を超える時を経て、もう一度自分で書き直したものを世に出したいという想いで上梓された本です。完成した本と登場人物は、我が子の用だと話されていたことがとても印象的でした。
ジャンルは同じ小説ですが、病床からのご依頼もありました。
こちらの小説は伝説となっている武将の空想小説ですが、ご本人は若い頃から長期にわたりこの武将について調べ、ライフワークと呼べるようなものでした。病院のベットで出来上がった本を手に涙を流して喜んでいただいた姿に、われわれの心も震えたのを覚えています。
地球の裏側からのご相談
「炎の人 ペルー日系人 加藤マヌエル神父」
この本はまさに、地球の裏側ペルーからご相談を受けました。
また、著者の方はペルー在住なのですが、編集される方がアメリカ在住で、打合せはインターネットでペルーとアメリカと日本というワールドワイドな状況で進められておりました。編集の最中にペルーにもコロナが襲いかかり、その状況を生の声で聞いておりました。世界的な状況が如何に深刻なものであるかと周りの人よりも大きく感じていたと思います。しかし、著者の方の思いは強く無事刊行することができました。
【本ではないけれど】
「作品集カレンダー」
ご自分の作品集を創りたいのだけれど、カレンダーにしてもらえないだろうかというご相談が入りました。作品は大きなものもあり、撮影が必要でした。
著者様お住まいが遠方ということやご高齢ということもあり、ご相談の結果、娘さんにスマホで撮影してメールで送っていただきました。弊社で画像を処理し見栄えを整えて校正をご提出したところ、非常にご満足いただき制作の運びとなりました。当初作成したものは、お配り終えたそうなのですが、とても評判が高くお手元にない方からの欲しいという強い要望があったことで増刷となりました。ご注文の際、ご本人様だけでなく、ご家族からもお礼のことばをいただいたのが嬉しかったです。
【サプライズ】
「炭鉱夫が教師になった」
この本は故郷を離れている息子さんと娘さんが、著者であるお父様に内緒で刊行を計画した本です。
お父様は、ご自分の生い立ちや思い出を書いておられ、たまに息子さんや娘さんにその原稿を送られていたそうです。
そこで、お二人が思いついたのが、内緒で本を創りお父さまの誕生日にプレゼントすることでした。
本にするための写真や必要な情報は娘さんが帰省の際、調達するという方法で刊行寸前まで極秘に事が進められておりました。
ところが本の題字をお父様に書いていただきたいというお二人の強い想いがあり、誕生日を前にしてお父様の知る所となってしまいましたが、その時のお父様の驚きと喜びを見てお二人とも感動された話をお持ちいただき、われわれも喜びをかみしめました。